シャドウオブザトゥームレイダー クリアしました
どーもまいたけです( ̄^ ̄)ゞ
今回は2018年9月14日にスクウェア・エニックスより発売された『シャドウオブザトゥームレイダー』をクリアしたので感想をあげたいと思います。
『シャドウオブザトゥームレイダー』は1996年に発売された『トゥームレイダー』シリーズの最新作であり、リブート3部作である『トゥームレイダー』『ライズオブザトゥームレイダー』に続く3作目であり、最後の作品です。
それまでのシリーズは見た目にとっつきが悪く、なおかつ長く続いているシリーズということで手を出しにくかったのですが、本3部作はリブートということで、全く新しい物語が語られるということで手を取り、結果3作全てクリアすることになりました。
それでは以下に良いと思った点、悪いと思った点を挙げていきたいと思います。
良いと思った点
美しいグラフィック
PS4で発売されているゲームのほとんどはどれもグラフィックが美しく、とりわけ海外で開発されたものは写実的なグラフィック作りが上手いので今さらあげるまでもないんですが、本作は単にグラフィックが美しいというだけでなく、雰囲気作りが上手い印象を受けました。
舞台は中南米のジャングルになりますが、そこにある遺跡群はどれも作り込みが素晴らしく、実際に現実世界に存在するのではないかと思わされるほどリアルなもので、そういったロケーションが好きな方であればまず間違いなく足を止めて眺めてしまうことでしょう。
また、主人公であるララ・クロフトの造形も素晴らしく、髪の毛の1本1本まで描きこまれているように見えました。
彼女はいわゆるセクシー系でもありませんし、エロティックなところもありませんが、人間的な強さ、弱さを併せ持つ非常に魅力的なキャラクターで、個人的にはゲーム史上最も美しい女性主人公だと思ってます。
あー美しい(笑)
まさに絶景です
ゲーム終盤にあるこのシーンはとても印象的でした
ほどよい難易度
本作は探索7、戦闘3、という具合に、ゲーム進行は遺跡の探索がメインに据えられています。
メインストーリーだけを進めれば5:5くらいかも知れませんが。
遺跡探索は主にパズルになっており、それなりに頭を使う必要があります。ですがどれもそれほど難易度が高いというわけでもなく、ノーマル以下であれば詰まって立ち尽くしていたとしてもララが1人ごとのようにヒントを呟いてくれますのでよほどのことがない限り行き詰まることはないかと思います。
また戦闘もララの体力が低めで正面からどんぱち撃ち合えばあっさりやられるかも知れませんが基本的にはステルスがメインであり、インスティンクと(右スティックの押し込み)をすることで、周囲にバレずにキルできるかどうかが可視化されるので、それほど難易度が高いとは感じませんでした。
どうしても戦闘が難しい場合は戦闘の難易度をイージーにすれば、銃を構えた際自動で敵にエイムを合わせてくれるので、物陰に隠れながら対処すれば簡単に切り抜けられます。
細かいオートセーブ
本作は戦闘よりも遺跡の攻略中に落下したりして死亡することの方が多いのではないかと思います。
とくに崩れていく遺跡から脱出する際は瞬間的な判断が求められるシーンもあり、ちょっとした操作ミスなどで死んでしまったりすることが多々ありました。
そんなときでもゲームの進捗に合わせて細かくオートセーブがされているので、10分、20分、30分前まで巻き戻されたりすることはなく、ほとんど直近のシーンからのリスタートとなりますのでほぼストレスフリーにプレイすることができました。
攻略におけるひと息つく場面、例えば難所と難所のほんのちょっと繋ぎの場面などでオートセーブされるので、苦労して越えたところをもう1回やらなければならない、といったことはほとんどありませんでした。
このあたりはゲームが苦手なユーザーに対する配慮としては素晴らしいと思いますね。
冒険している感が強い
本作は探索7、戦闘3くらいの割合にゲームバランスが設定されています。そのためゲームの根幹にある部分は隠された遺跡の探索になるわけですが、ジャングルの奥地に隠されたこれら遺跡群を訪れる行為は非常に冒険している感が強く、またそれら遺跡群ひとつひとつがしっかり作り込まれているため非常にやりごたえがありました。
主人公であるララは考古学者であり、道中で見つける遺物や壁画などに対し、豊富な知識を基にしたひとりごとを呟くのですが、それがまた未知への探究心を煽ってくれます。
ストーリーの序盤で見かける風景。ワクワクしませんか?
水中をいくシーンでは思わず息を止めてしまいます
困難の先に出会う遺跡はまさに荘厳
悪いと思った点
声の音量バランスがおかしい
ララの声ではなく、その他のNPCの声がとても小さく、何をいっているのかほとんど聞き取れませんでした。とくに同行するNPCと歩きながら会話するときなどは字幕がなければ会話内容がさっぱりです。
美しいグラフィックと冒険感で没入感を煽りながら、ボイスが小さいせいで会話を聞こうとするなら字幕を入れ文字を追わなければならず、せっかくの没入感が台なしです。
リアリティを出したかったのかも知れませんがこの辺りはもう少し考えて欲しかったですね。
ララの相棒ジョナ。いい声してるのに音が小さい(笑)
酔いやすい
本作はプレイヤーの動きにカメラが追従して動いてくるタイプなんですが(もちろん右スティックでカメラを操作することもできます)その挙動が少し揺れが激しいんですよね。
とくにイベントシーンというか、崩れていく遺跡から脱出するシーンなどの脱出イベントでは操作に対しカメラが不自然にというか、必要以上に揺れるので、3D酔いしやすい人はちょっと辛いかもしれません。
現に僕はゲーム冒頭で町が水害に見舞われるシーンでかなり酔ってしまい、プレイを中断したほどですε-(´∀`; )
臨場感を出すための演出なのだと思いますが、個人的にカメラの揺れはいらないと思ってるのでこの辺はオプションで設定させてくれると嬉しかったですね。
退屈なラスボス戦
今作に限らずリブート版『トゥームレイダー』3部作のラスボス戦は基本的にどれも冗長で退屈です。
これを乗り切ればエンディングが待っているという、いわゆる『眼前の人参状態』だからプレイしますが、例えばエリアごとにボスがいてこういった戦闘をさせられていたとしたら僕は多分途中で投げ出していたと思います。
本作における戦闘はいわば『降りかかる火の粉を払う』という感覚なので、探索と探索の合間に発生する戦闘に関しては程よい塩梅のスパイスになっていると感じるんですが、直接的なボス戦闘は退屈なことこの上なかったです。
まあラスボスだけなんでそれほど問題ではないですが、プレイしていて退屈であったことは確かです。
まとめ
リブート3部作は本作で終わりだとはっきり明言されていますが、『トゥームレイダー』という作品が終わりだとは明言していない、と開発者が言っていたように思います。
個人的にも『トゥームレイダー』はまだまだいくらでも面白いゲームを作れる素材ですし、これで終わらせるにはもったないと思います。
できれば次作はアサクリオデッセイ並みのオープンワールドでいろんな遺跡を探索するようなゲームになって欲しいです。
ではでは!