まいたけさんの忘備録

ゲームのこととか日常で感じたこととかをつらつら書いていきます。

仁王2 クリア後感想

どーもまいたけです( ̄^ ̄)ゞ

今回は2020年3月12日にコーエーテクモさんより発売された戦国死にゲー『仁王2』を先日クリアしたのでその感想をあげたいと思います。

プレイタイムは67時間30分、レベルは115。

全ミッションクリアしたわけではありませんがとりあえずサブミッションもほとんどプレイしたと思います。いやー、楽しかったですね。

最後の最後は前作をDLC込みでクリアしていた方が確実に楽しめますね。

ちなみにわたくしまいたけは前作は終盤で積んでます。詰んでます? つんでます。

 

それでは良いと思った点、悪いと思った点を以下に上げていきたいと思います。

 

 

良いと思った点

 

正当な進化

今作は前作と比較して革新的な変化や目新しさこそありませんが、各要素やマップのつくり込み、レベルデザイン等がブラッシュアップされており、続編として真っ当な作り方がなされていると思います。

マンネリといえばそれまでですが、肝腎要である戦闘においては後述する要素によりさらに緊張感かつ爽快感のあるものに仕上がっており、「仁王2ではなく仁王1.5」などと揶揄されていたりはしますが、前作が楽しめた人、ハマった人には問題なくお勧めできると思います。逆に前作が楽しめなかった人は買うだけ無駄でしょう。

 

 

相変わらずの中毒性

ソウルライクゲームって最大の共通点は難易度の高さとそれにともなう達成感からくる独特の中毒性にあると思うんですよね。特にボス戦は苦労の末倒したときの達成感が半端なく、声を上げたり拳を握りしめたりしてアドレナリンがどばーです。

今作はひとつのマップに社(ダークソウルでいう篝火)が適度に用意されており、道中の攻略でもいい具合になっています。特にボスが待ち構えているエリアの手前には必ず社が設置されており、このためボスにやられてからリトライするのに長い道中を雑魚を処理していく必要がなく、1〜2体の雑魚はいるものの、一気に駆け抜けて再戦することが可能です。

さらにソウルシリーズと比較してリトライ時のロードが速いため焦らされることがなく、もう一回、あと一回と何度もボス戦をリトライしてしまうんですよね。まさに中毒(笑)

 

 

深みを増した戦闘

前作から様々な変更が加えられていますが、そのなかでも特筆すべきなのは『妖怪化』と『特技』そして『妖怪技』だと思います。

個人的に妖怪化と妖怪技に関してはほとんど使用していないので触れることはありませんが、今作はこのうちのひとつである『特技』を使いこなせるかどうかで攻略難易度が随分変わる印象を持ちました。

簡単にいうと敵の大技に対するカウンター技なのですが、この仁王シリーズは他のソウルライクと比較しても敵の火力が高めに設定されています。

前作では回避と防御でしのぐしかなかった敵の攻撃を、今作では大技に関してはカウンターで迎撃できるようになっています。

決まったときは気持ちがいいですし、慣れてくると敵の大技を待っている自分がいましたね(笑)

 

 

適度な難易度

個人差はあると思いますが、今作は死にゲーとしてはそれほど難しいということはないように思いました。

例えば『セキロ』と比べれば全然易しいです。ていうか『セキロ』は難しすぎるε-(´∀`; )

敵の火力が高めに設定されてはいますが、冷静に、慌てず落ち着いて動きを見ればちゃんと回避できますし、大技を出す際はわざわざ赤いエフェクトでお知らせしてくれます。この大技にカウンターを合わせることができるかどうかで難易度の感じ方が大きく変わってくるんじゃないかと思いました。

また忍術や陰陽術、オンライン協力など、救済処置も多く、縛りプレイやソロに拘らない限り詰まることはないんじゃないかと思います。

とにもかくにも焦らず冷静に立ち回ると意外とコツが掴めてくるもので、この辺りは実は難易度調整うまくやったんじゃないですかね。

 

 

素晴らしいキャラクリエイト

前作はウィリアムという固定主人公でしたが、今作からはソウルシリーズのように自分自身でキャラクターをクリエイトすることができるようになりました。

このキャラクタークリエイトがまあすごいんです。

ネット上を探せば有名人のそっくりさんがたくさん出てきます。

SM○Pのメンバーや阿○寛、志○けんさんなどはもはや本人をモデリングしたんじゃないかと思えるほどのクオリティで、ここまでキャラクリエイト自体が楽しめるゲームはなかなかなかったんじゃないかと思います。

なかには歌舞伎の隈取りをした五右衛門みたいなキャラクターを作成されている方もいて、本当に個性がでます。

しかも本作はゲームが開始してからでも拠点でいつでもキャラクリをやり直すことができ、なんと性別まで変更することが可能なんです。

また頭装備の表示のオンオフ機能もあるため、キャラクリのできるゲームにありがちな「どうせ顔は隠れるんだし」ということがありません。

ちなみにマイキャラはこんな感じ。

 

ゲームのキャラクターとしては凛とした美人が好き

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豊富な武器種と戦闘アクション

今作では前作から引き続き、『刀』『二刀』『大太刀』『斧』『槍』『鎖鎌』『旋棍』の7種に新たに『薙刀鎌』と『手斧』を追加した全9種の武器が存在します。

平均的な性能の刀を使うか、一撃必殺の斧を使うか、はたまたスピードと手数の旋棍を使うか、あるいはトリッキーな鎖鎌を使うか。とにかく9種の武器それぞれにメリットデメリットが存在し、自分のプレイスタイルにあった武器が必ず存在します。

さらにそれぞれに専用のスキルツリーが存在し、専用の武技が用意されている上に、上、中、下段と3種の構えがあるので究めようと思うととんでもなく大変なのではないでしょうか。やり込もうと思えばめちゃくちゃやり込めるかも。

僕はメインに薙刀鎌、サブに手斧と今作から追加された武器を使っていますが、薙刀鎌は中段では薙刀、上段では大鎌、下段ではブラッドボーンの鋸鉈の初期形態みたいな形になるというロマンあふれる多段変形武器で、使い勝手も抜群に良く、僕にはハマりました^_^

 

威力とリーチに優れる上段

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バランスの取れた中段
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下段はあんまり使いませんでした(笑)
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悪いと思った点

 

煩雑なUI

とくにアイテム周りの煩雑さが目立ちました。

本作は死にゲーですが、ハック&スラッシュという側面も併せ持っているためステージ攻略中、実に様々な武具を拾うことになります。

当然今持っている武具よりも良いもの悪いものが入り乱れることになります。

今作はの武具は武器が9種、防具が頭、胴、腰、腕、足の5種存在し、防具はそれぞれのカテゴリーが存在するのにもかかわらず、武器にはカテゴリータブが存在せず、『武器』で一括りにまとめられています。

R3ボタンを押し込むことで種類ごとにソートすることもできますが、それでも9種の武器が縦一列に並ばれれば分かりやすいとは言いがたいもので、武器種ごとにタブを分けることもできればもっと見やすくなったんじゃないかと思います。

 

 

高すぎる敵の攻撃力

前作から言われていたことですが、仁王は死にゲーのなかでもとくに敵の火力が高いことで有名で、今作も敵は相当な火力を持っています。

ただでさえベースの火力が高いのに、今作からは全ての敵が高火力の大技や防御不可のつかみ技を繰り出してきます。ボスだけではないですよ、道中にいる雑魚、それこそ農民兵みたいな敵ですらそれらを仕掛けてくるんです。

運が悪ければ即死、良くても2〜4発食らえば落命するほどの火力はアクションが苦手なユーザーにとってはかなり高いハードルになるのではないかと思います。

もっとも焦らず敵の動きを見て対処すれば落命する確率は防げますし大技やつかみ技に関しては事前にエフェクトでお知らせしてくれるので理不尽というわけではありませんが、死にゲー初心者のユーザーにとっては心を折るのに十分な火力だと思いました。

 

 

一部理不尽なサブミッション

個人的にメインミッションに関しては道中攻略にしろボス戦にしろ理不尽と感じることはなかったのですが、サブミッションに関してはちょっといただけないものがいくつか存在しました。

簡単に言えば『数の暴力』です。

先ほど敵の火力がめちゃくちゃ高いといいましたがか、サブミッションではそういった敵と『狭い場所』で、しかも『複数を同時』に相手しなければならないものがいくつかあります。

おそらくオンライン前提の難易度調整なのかもしれませんが、正直『難しさ』と『理不尽』を履き違えているのではないかと思いましたε-(´∀`; )

ちなみにわたくしまいたけは数には数で対抗します(笑)

 

 

意味不明なストーリー

今作は前作と比べてもストーリー面が訳わかりません(笑)

詳しく話すとネタバレになるので伏せますが、味方だと思っていたはずの人が急に敵になっていて「は?」っめなりましたε-(´∀`; )

史実をもとに和のファンタジー要素を取り入れているのですが、史実を知っているとぶっちゃけめちゃくちゃで、荒唐無稽とかそういうことではなくなんかもうめちゃくちゃなんですよね。

そもそも戦闘を楽しむゲームなんでストーリーなんてどうでもいいんですが、少なくともストーリーはまったく魅力を感じませんでした(笑)

 

 

まとめ

最終体験版を遊んだ時点では新規要素が煩雑で面倒くさい印象だったので正直イマイチ楽しめませんでした。購入した理由はTwitterなどネット上での評価が良かったからです(笑)

いや、しかし買ってよかったですよホントに。

『敵火力が高い』『一部敵の配置がいやらしい』『数の暴力による理不尽』などなど嫌われる要素があることは否めませんが、個人的にはそこまで無理ゲーだとは思いませんでした。難易度的には前作の方が上のような気もします。『ブラッドボーン』よりは難しく『ダークソウル3』よりは優しいかな、という印象。とにかく特技によるカウンターを合わせられるかどうかで難易度が大きく変わるように思いました。

いやー、最後までダレることなくプレイできましたね。仁王2を購入してからはクリアするまで仁王2しか起動してませんでした(笑)

そのうちDLCもくるでしょうし楽しみです。

歯応えあるゲームをお求めのあなた、仁王2はオススメです!

ではでは!