プレイグテイルイノセンス感想
どーもまいたけです( ̄^ ̄)ゞ
今回は2019年5月14日(日本では11月28日)に『オーイズミアミュージオ』から発売されたフランスの『Asobo Studio』開発『A Plague Tale:Innocenae』をクリアしたのでその感想をあげたいと思います。
ちなみにタイトルにある『Plague』は『プレェイグ』と読みます。耳慣れない言葉ですが、『疫病』や『伝染病』、特に中世ヨーロッパで猛威を振るった『ペスト』のことを指すそうです。
本作はもともと2019年にPS4版で発売されたものですが、2021年の7月にPS5版が発売されました。
ちなみにわたくしまいたけはPS5版をプレイしました。
それでは感想行ってみましょう。
1.ストーリー
良いと思った点
本作は疫病の蔓延する1349年のフランス王国を舞台に、異端審問官に両親を殺された主人公アミシアが弟のユーゴと共に家を脱出、安住の地を求めて旅をする、という感じのストーリーになってます。
実際には安住の地を求めて、という感じにはなってはいないものの、逃避行の道中に見せるアミシアの葛藤や決意、そしてギクシャクしていた弟ユーゴに対する愛情が徐々にプレイヤーの心を捉えていく感じでかなり没入することができました。
とにかくハラハラしますし、先の展開が気になりますし、チャプターごとに区切られた物語はその分かえって『あと少し、もう少し』とついついプレイを続けてしまいます。
いまいちと思った点
終盤に向かうにつれてストーリーが盛り上がりはするものの世界の広がりという点ではやや尻すぼみになっていくように感じました。また没入感という点においては十分であったものの、クリアまで10〜15時間とボリュームという点ではイマイチでした。ストーリードリブンのゲームということである意味仕方がないといえばそうなのですが、世界観、キャラクター造形が素晴らしく好みであっただけに個人的にはもう少しボリュームが欲しかったかなと思います。
2.グラフィックとキャラ造形
良いと思った点
洋ゲーといえばキャラ造形が微妙、というのがゲームあるあるですが、本作のキャラデザインは素晴らしいと思います。
リアルすぎずデフォルメしすぎず、ゲームとしてちょうどいい塩梅になっており、個人的にはめちゃくちゃ好きな感じです。
主人公アミシアちゃん
弟のユーゴ君
2人の母親であるベアトリスさん
どうですか?
かなりいい感じだと思いませんか?
またPS5版は4kグラフィックということもあり、グラフィックの質そのものもかなり美麗で没入感の向上にひと役買ってるように思います。
また今作は大量のネズミが障害として登場するのですがその数は凄まじく、群体恐怖症の人は多分ぷれいできないほどの『とにかく大量』としかいえない数なのですが、それらが一切の処理落ちなく表現されており、嫌悪感も合わさって素晴らしい映像表現だと思いました。
全然少ないシーンで申し訳ない
それ以外にも陽光の差し込む森や埃っぽい廃城など、思わず足を止めてしまうような魅力的なロケーションがあり、フォトモードでの撮影が好きな方なら写真撮影だけでかなりの時間を費やせてしまうかもしれません。
いまいちと思った点
それほどないのですが、強いていえばフォトモードでキャラクターをアップにした際、眼に生気がなく人形のようで微妙に不気味でした。
動いてるときはそうでもないのですが、探索パートでフォトモードに切り替えると若干気持ち悪いです(笑)
ちなみに上の画像はイベントシーンの画像なので生き生きとしてますね。
3.ゲームプレイに関して
良いと思った点
ゲームプレイはそれぞれチャプターごとに別れており、基本はステルスで敵をやり過ごしてステージのゴールを達成する(目的物の獲得や一定地点までの移動)ことになるのですが、難易度は比較的易しい方ではないかと思いました。敵AIはそれほど賢くなく、また失敗したとしても直前からリトライ可能なのでそれほどストレスもありません。それでいて主人公アミシアは敵と正面に向き合って戦えるようなタイプではないので『見つかってはいけない』という緊張感はしっかり味わうことができました。
また、大量のネズミが障害として出てくるのですが、光を嫌うという性質を利用したパズルのようなステージ攻略はそれなりに頭をひねる必要があるため終始退屈に感じることはなかったように思います。
いまいちと思った点
本作は様々な障害をアミシアのもつスリングショットで弾を使い分けながら取り除いていくのですが、一部ほとんど使わない弾があり、存在の必要性を感じませんでした。
また、普段は弟ユーゴの手を引いて移動するアミシアですが、手を離して別行動をすると一定時間でユーゴがパニックを起こし敵に見つかる、というシステムがあるものの、実際にゲームプレイ中に手を離して行動することはほとんどなく(ゲームプレイの進行上別行動を取る際にはパニックは起こさない)死にシステムになっていると感じました。
まあおかげで快適にプレイすることができましたが、もう少しひねることができたのではないかと思います。
その他
・ストーリーが進むにつれてアミシアの成長やユーゴとの関係性の変化が見られ、より感情を揺さぶられる。
・操作性はそれなりに快適で動かしていてイライラさせられる場面はほとんどなかった。
・初めのうちは弟であるユーゴの言動にイライラさせられるもののユーゴの年齢を考えれば仕方ない面もあり、かつそれが故にユーゴの成長を感じられる。
・吹き替え音声はなく日本語字幕であるため移動中の会話でもいちいち字幕を読む必要があるため煩わしい。
まとめ
ボリュームとしては少なめであり、難易度もそれほど高くないことを考えると週末にがっつりプレイすれば2〜3日ほとでクリアまで到達することは可能で、コンパクトなゲームプレイは忙しい現代人にはぴったりかも知れません。
わたくしまいたけはフリープレイでの購入だったので大満足ですがフルプライスならちょっと不満かもε-(´∀`; )
ちなみに2022年には正式な続編である『A Plague Tale:Requiem』の発売が予定されており、PS5でも発売されるようで、正直めちゃくちゃ楽しみです。
ぜひ吹き替えにしてもらいたいところですが多分無理だろうなあ(笑)
それでは今回はここまで。
ではでは!