まいたけさんの忘備録

ゲームのこととか日常で感じたこととかをつらつら書いていきます。

Horizon Forbidden West 感想

どーもまいたけです

 

今回は2022年2月18日にSIEより発売された『Horizon Forbidden West』の感想をあげたいと思います。

本来であればクリア後の感想としてあげたいところなんですが、なんせ2月は今作のほかにも『エルデンリング』がありましてそちらも購入しましたし、先日PS5版が発売された『サイバーパンク2077』も平行してプレイしているのでいつクリアできるのかわからないので10時間少々プレイした段階でいったん感想をあげさせていただきたいと思います。ちなみに機種はPS5でプレイしております。

それではいってみましょう。

 

 

・良いと思ったところ

 

1.圧倒的な映像美

やっぱりまずここに触れないわけにはいきません。

PS4においてもかなり極まりつつあったグラフィック表現ですが、正直そろそろ頭打ちだろうなあ、なんて思っていました。実際前作『ホライゾン:ゼロドーン』をPS5でプレイすれば繊細で作りこまれたグラフィックは目を見張るものがありましたし他にも『レッドデッドリデンプション2』や『ゴーストオブツシマ』など、PS4後期の作品はグラフィック面においても相当に作りこまれており、これ以上は厳しいんじゃないかと思ってたんですね。

ところがいざプレイを開始してみるとまあすごい。

この違いは例えばyoutubeなどの比較動画では全然伝わりません。

表面的な美しさはぱっと見たところではわからないんですがディテールの作りこみが凄まじいんです。

例えば岩肌や砂地、苔むして崩れた壁など、PS4であればスクリーンショットしたものをスマホで拡大すればやっぱりのっぺりして見えるんです。

ところがPS5は拡大してもまるで本物のように見えるんですよ。

こういったオブジェクトの作りこみは独特の世界観もあいまって、ただ歩いているだけでもテンションが上がってしまい、つい絶景ポイントを探してしまいます。

それでいてパフォーマンスモードでは60fpsでぬるぬる動くので快適さも抜群。

美しい映像でぬるぬる動くのはやはり抜群に楽しいです。

 

 

 

 

2.種類が増えた機械獣とさらに楽しくなった戦闘

前作においても『狩り』を思わせる戦闘は非常に楽しいもので、フォーカスで機械獣の弱点部位や属性を活かしたり、移動経路を確認してそこに罠を仕掛けたり、トッラプワイヤーを仕掛けて誘導したりと駆け引きの熱い戦闘が楽しめましたが、今作においても戦闘の楽しみは前作そのままに、さらにパワーアップして帰ってきました。

前作では機械獣をハイライトすると弱点部位や苦手属性、耐性属性などが一括で表示され、個別に確認するためにはポーズ画面からノートを開き、各機械獣を選択して確認しなければなりませんでした。そのため慣れた相手ならば狩りの手順を理解できていても、初見の機械獣相手だとわざわざポーズして戦略を考えなければなりませんでした。ところが今作はフォーカスでハイライトしたあと各パーツごとに弱点属性を確認したり、パーツのハイライト維持できるようになったんです。

このため没入感を削がれることなく、草むらに隠れたり高所から機械獣を観察し、狩りのプランを練ることができるんです。

他にも地形や周囲の状況を把握して事前にトラップを仕掛けておいてそこに誘い込むように立ち回るなど、戦略的な動きも必要になってきます。

僕はまず敵のメインウェポンと誘爆する部位の属性を確認し、メインウェポンをハイライト維持したまま破壊してから誘爆部位を破壊する、という立ち回りが多いですが、とにかく戦術的、戦略的な立ち回りが上手いことはまり、手傷を負うことなく機械獣を倒せたときはめちゃくちゃ気持ちよくなれますよ。

また、機械獣の種類は前作の約30種よりさらに増えており、カンガルーのような機械獣や大きなカメのような機械獣など約45種類の機械獣たちがいて、どれも前作までとは一味違った動きで攻めてくることも、戦闘の楽しさに拍車をかけているのではないかと思います。

やはりサンダージョーやストームバードなど大型の機械獣の迫力はメカメカしさもあいまってモンハンの大型モンスターたちとはまた違った迫力と美しさがありますね。

 

3.クライミングの強化とプルキャスター、シールドウィングの追加

前作では断崖などを登るとき、ほとんど決められたポイントからしか登ることができませんでした。今作も例えば『アサクリシリーズ』のようなフリークライミングにはなっていませんが、登れるポイントが激増しており、ほとんどフリークライミングのような感覚で岸壁を登っていくことができます。このおかげかワールドが前作と比較して縦にも広がっており、高い岩山から絶景を目にしたときは思わずフォトモードを起動してしまいます。

また本作から追加されたふたつの新要素『プルキャスター』と『シールドウィング』はこういった縦への広がりをより快適に移動できるようにと登場した要素で(多分ね)『プルキャスター』はいわゆるグラップリングフックで、アンカーポイントに引っ掛けることでその位置までいっきに自身を引っ張りあげることができます。

この『プルキャスター』の移動は戦闘中にも利用でき、発動後にグラップリングポイントにつかまる前に○ボタンを入力しとくと勢いそのままジャンプしてくれるので、空中で矢をつがえるとスローになる本作の仕様を利用し、

『プルキャスター』発動 → 事前○ボタンで空高くジャンプ → 空中で矢をつがえてスローにして狙撃 

みたいなかっこいいコンボもできちゃうんです。

さらに縦への広がりをネガティブなものにすることを防いでくれているのがもうひとつの新要素『シールドウィング』です。これは高所でジャンプして□ボタンを押すと滑空できるようになる装備のことで、これがあるので高所に登ってから低地への移動が楽チンかつ爽快なんですね。

本作はそのグラフィックの美しさから高所の絶景ポイントでの写真撮影がほんとに楽しいんですが、この『シールドウィング』による滑空は本当にストレスの軽減におおいに役立ってくれています。

 

 

・いまいちだと感じたところ

 

1.前作プレイ済み前提の物語

これはある意味しょうがないのですが、本作は物語が前作『ゼロドーン』から完全につながっており、一応冒頭にダイジェストは流れるものの完全にはつかみづらく、前作をプレイしていることが前提になっているなと感じました。

それは物語のみならず、登場人物に関しても同様で、主人公との関係性が本作のみではわかりにくいんですよね。

ただこのあたりは『ウィッチャー3』にしても同様なので、ストーリーをクリアした後にふり返れば、そこまで完全に把握していなくても楽しめるものに作り上げている可能性はあります。

 

2.弱くなったアーロイさん

これは前作をプレイしている前提での不満なんですが、本作は前作からおよそ半年後の世界が舞台なんですね。主人公は前作から引き続きノラ族のアーロイという女性なんですが、弱くなったというのは弱体化したとかそういう意味ではなく、前作で覚えたスキルや入手した装備はどこへいったのか、という意味です。

前作において手に入れた数々の装備は消え失せ、入手したスキルも忘却の彼方。

例えばトリプルショットという、いちどに3本の矢をつがえて放つスキルは今作も健在なのですが、前作で覚えたはずのスキルをなぜ忘れてしまうのでしょうか? アーロイは前作からの半年間、平和に安穏と寝てすごしたわけではありません。空白の半年間の間も彼女は常に戦い続けていたんです。なぜこれほどまでに弱体化してしまったのでしょう。

続編のスタート時点から前作のラスト時点の強さだとバランスがおかしくなるというのは理解できますが、そこには『ゲームとしての都合』しか存在しません。

例えばPS2時代にあった『シャドウハーツ』という作品は1と2が完全に続きもので、主人公も同じ人物ですが、主人公は物語の冒頭にとある理由で力を失うことになり、2の開始時点ではレベル1になってしまいます。

ところが本作にはそういった背景も何もなく、ただゲームスタートだから初期レベルという、開発側、ありはゲーム上の都合でレベル1から始まります。

せめてなにかしらの理由が明示されれば納得できるのですが、個人的には少し不満でしたね。

 

3.完全なフリークライミングではない

良いと思った点にクライミングの強化をあげましたが、とはいえ完全なフリークライミングではないので、「そこは登れないのか」と思わざるを得ないときがちょくちょく出てきます。

例えばハングオーバーになっている場所とかであれば納得できるのですが、

「アーロイさんの身体能力を考えたらいけるでしょ」

と思わされるような感じになっているので、地味にストレスを感じてしまいます。

そもそもすでに『アサクリ』シリーズがフリークライミングシステムを導入している以上、壁のぼりが可能になるならフリークライミングにしてほしかったですね。

仮に「フリークライミングを導入したら目的地まで一直線にいけるようになるので」という理由で導入しなかったのだとしたらそれは開発側の理由であり、ユーザー目線に立っているとは到底いえないものになると思います。

実際なぜフリークライミングではないのかは明かされていないのでわからないですが、開発の都合で導入できるものをしなかった、というのは個人的にあまり好ましくないので、次回作があるならフリークライミングにしていただきたいです。

 

まとめ

ということでよいと思ったところ、いまいちと思ったところをあげてみましたが、正直めっちゃ面白いのでおすすめです。

もし前作未プレイの方がいたら、DLC同根版がかなり安く売られてますのでそちらからプレイすると、より深く『ホライゾン』の世界を楽しむことができると思いますよ。

 

それにしても『エルデンリング』も発売しましたし先日には『サイバーパンク2077』の次世代機版がリリースされて、さらに来月には『ゴーストワイヤートーキョー』のリリースも控えていて、なんでこんなに固めるんですかね。

サイバーパンク2077』は一応PC版をクリア済みですけどPC壊れてますし違うライフパス+1年ぶりのプレイ

5月には『フォースポークン』もあって『ホグワーツレガシー』も今年発売だって噂ですし、2022年も忙しくなりそうです。

ではでは!