おやすみコービーブライアント
本日、元ロサンゼルスレイカーズのスーパースター、コービーブライアントが事故で亡くなりました。
ヘリコプターでの事故だったそうで、13歳の長女ジアーナさんと、その友人家族も同乗していたそうです。
本記事を書く前に、まずはコービーとジアーナさん、そしてその友人家族を含む亡くなられた5名の皆様のご冥福をお祈りします。
……正直言葉もありません。
というか、ニュースを見た直後のぶっちゃけた感覚としては、
「は? 意味わからんし」
という感じです。
僕がNBAにハマったきっかけは1996年のオールスターでのルーキーゲームでアイバーソンを見てからです。
そのときに31得点をあげ、両チームにおける最多得点者がコービーでした。
高卒ルーキーで、生意気そうな顔をして得点を量産する姿を見て
「只者ではない」
と思うと同時に、なんとなくいけすかない感じだな、とも思いました。
そうです、僕がNBAを見るようになってもっとも嫌いな選手が何を隠そうコービーブライアントなんです。
その後アイバーソンのシクサーズと、クリスウェバーのキングス、そしてジェイソンキッドのネッツのファンになった僕は、コービー&シャックのレイカーズに、プレイオフで何度も煮湯を飲まされることになります。
ぶっちゃけコービーが現役時代にはなんども消えてなくなれと思っていました。それこそ数え切れないくらい。
ですが、コービーがアキレス腱を断裂し、以前のようなプレイが見られなくなったとき、一抹の寂しさを覚えたんです。
そして、コービーが現役を引退するとき、彼の残した数々の偉業を振り返り、感嘆の溜息を漏らしました。
ここであえてそれらを列挙することはしませんが、華やかなプレイスタイルとともに、それらは彼が間違いなくNBAの歴史に残るレジェンドの1人であることを証明しています。
余談ですが、コービーはかつて、
「アリーナに足を運ぶ人々は自分を観にくる。だから自分は医者に止められない限りコートに立つんだ」
という類の言葉を言ったそうです。
ソースはありませんし、昔ネットで見た記事なのでうろ覚えでもあります。もしかしたら言ってなかったのかも知れません。
ですが僕はこの言葉をコービーが言っていたとしても何ら不思議はないし、言ったと信じています。そしてコービーブライアントというアスリートのプロフェッショナリズムをこれほど端的にあらわした言葉もないんじゃないでしょうか。
かつて敵として憎み、そしていちNBAファンとしてリスペクトせずにはおれない偉大なるブラックマンバ。
貴方の功績、偉業、言動の数々はきっと後世のアスリートの手本のひとつになるでしょう。
ありがとうコービーブライアント。
そしておやすみなさい。